THE INTERVIEW

「サーバーって全体を見れるじゃないですか。外も中も。働いている人もお客さんも、みんながハッピーでいてほしいなと思います」。インタビューの終盤、どんなサーバーリーダーになりたいかを尋ねた時の答えだ。

01

QUESTION 01 / 接客で大切にしていることは?

お客さんに100%、
楽しんでもらう。

Natsukoさんが接客で大切にしているのは、とてもまっすぐだ。「お客さんに100%楽しんでもらう」。料理やドリンクを運ぶだけではなく、その時間そのものを楽しんでもらうこと。目の前のお客様をハッピーにすることが、いつも仕事の中心にある。

けれど、入社した頃からその余裕があったわけではない。自分の仕事をこなすことだけで精いっぱいで、周りを見る余裕はなかった。

02

QUESTION 02 / 入社した頃は、どんな毎日でしたか?

毎日、
戦ってました。

「毎日戦ってました。いっぱいいっぱい過ぎて、みんなのこと見えてなかったと思うし、一個に全力みたいな感じだったんで。次どうしようとか、効率よくやろうとか、全く頭になかったと思う」

分からないことを質問する以前に、何を質問したらいいのかも分からなかった。「それすらも分からなかったんですよ。『何が何だろう』みたいな」。目の前の一つに全力を注ぐ。それだけで毎日が終わっていった。

NATSUKO'S WORDS

「死ぬー」って
思ってました(笑)。

03

QUESTION 03 / 成長のきっかけは何でしたか?

「え、できてるのかも」と
思えた。

自信がついた瞬間を一つに絞るのは難しい。けれど、周りの人たちは本人より先に変化に気づいていた。

「成長のきっかけは、結構みんなから褒めてもらってたのが大きくて。仕事を任せられることも増えてきて、『え、できてるのかも』って思って」

褒めてもらう。仕事を任せてもらう。その繰り返しが、少しずつ自信になった。本人は「もっと褒めてって、めっちゃ言ってるじゃないですか(笑)」と笑う。飾らないその言葉の奥に、周囲からの承認を力に変えてきた歩みが見える。

身振りを交えて教える立場について話すNatsuko Andoさん
02 相手に合わせた教え方を考える。
04

QUESTION 04 / 教える時に意識していることは?

自分ができることと、
人ができるようにすること。

自分が仕事を覚えた次に待っていたのは、人に教えることだった。それは、自分ができることとは別の難しさを持つ。

「この人にはこうやって言った方がいいとか、人によって言い方を変えないとだなって思う。だから、その言い方は気をつけて。反応を見たりとか」

同じ言葉を全員に渡すのではない。相手の反応を見て、届く言い方を探す。かつて「何が何だろう」と戸惑った経験があるからこそ、分からない側の気持ちを想像できる。

インタビュアーと成長のきっかけを振り返るNatsuko Andoさん
03 自信が責任感に変わった道のりを振り返る。
05

QUESTION 05 / 今の自分を動かしているものは?

じゃあ、誰がここを
まとめるの?

任される仕事が増えるにつれ、自信は責任感へ変わっていった。

「責任感かも。やらなきゃ。……じゃあ、誰がここまとめるの?ってなっちゃって。誰もいない、やらなきゃです」

誰かがやるのを待つのではなく、自分が引き受ける。サーバーリーダーという肩書きは、その姿勢の後からついてきたものなのかもしれない。

06

QUESTION 06 / 10周年でやりたいことは?

10周年を、
自分たちのものに。

次の周年について聞くと、言葉が一気に具体的になった。

「もう日にちをまず増やしたいのと、盛大にやりたいですね。Tシャツとか、何かオリジナルなものをやりたい。10周年だし。そう、3日とかにしたいですね」

大変だった経験があるからこそ、次は準備して、もっと大きく楽しみたい。周年を「こなす日」ではなく、店で働くみんなとお客様が一緒に盛り上がる時間にしたいという意思が伝わってくる。

07

QUESTION 07 / どんなサーバーリーダーになりたい?

働く人も、お客さんも、
全部ハッピー。

「サーバーって全体を見れるじゃないですか。外も中も。働いている人もお客さんも、みんながハッピーでいてほしいなと思います」

入社した頃は、一つのことに全力で、周りが見えなかった。今は、外も中も、働く人もお客様も見ている。見る範囲が広がったこと。それが、Natsukoさんの成長を何より雄弁に物語っている。